「子犬の飼い方」「よくある病気や症状」「犬のことがよくわかるコラム」の3つについて情報をお届けします。子犬と上手に暮らすヒントが見つかれば、楽しい毎日を過ごせますよ!

本当はコワーイ狂犬病。感染経路や症状などを詳しくご紹介

ユキ
そもそも狂犬病って名前しか知らないんだけど、具体的にどんな病気なの?

ミカ
では予防接種の大切さを知ってもらうためにも、狂犬病のことを詳しくお話しましょうか

■狂犬病とは?■

狂犬病とは?

狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症のひとつです。
子犬・成犬・老犬を問わず、さらに人間を含む全ての哺乳類に感染する恐れがあります。
そのため『人獣共通感染症』と言われている病気です。

ユキ
犬が凶暴になるだけの病気かなって思ってたよ……

ミカ
そう思っている方はとても多いんです

■感染経路■

主な感染経路は『発病した動物に噛まれる』こと。
これにより傷口から唾液とともに狂犬病ウイルスが侵入してしまいます。

感染からおよそ2週間から6週間で発症することが多いです。

ミカ
歯が当たって少し血が出ただけ、では済まない可能性はゼロではありません

ユキ
傷の大小じゃなくて、狂犬病感染の恐れがあるからなんだね

■感染した犬の症状■

『狂躁型』『沈鬱型』2つの主症状があります。

★狂躁型★

狂犬病の約8割を占める狂躁型は、大きく3フェーズに分かれています。
前駆期:異常行動、食欲不振
狂躁期:無駄に歩き回る・地面を掘る、遠吠えを繰り返す、凶暴性が増して噛み付こうとする、水を怖がる
麻痺期:大量のよだれが出る、体が麻痺しはじめる

その後、3日~5日で死に至ります。

★沈鬱型★

発症から2日~4日経過したあたりから急激に容態が悪化して死に至ります。
狂躁型と違い、犬の元気がなくなる・ぐったりするのが特徴です。

狂躁期の症状『水を怖がる』ことから、狂犬病は別名『恐水症』とも呼ばれています。

ユキ
なんだかかわいそうな気持ちになってくるよ……

ミカ
私たち飼い主がしっかりと予防してあげましょうね

■日本国内の狂犬病事情■

日本の狂犬病事情

明治時代や戦後の混乱時には狂犬病の発症者が出ることがありました。
その後1950年に制定された『狂犬病予防法』で飼い犬の予防接種が義務付けられます。
1957年以降、日本国内で発症は確認されていません。
 ※国外から持ち込まれたケースは除く

日本は世界でも十数ヶ国しかない狂犬病撲滅国なんですよ。

世界では年間約50,000人が死亡している病気で、これまでの生存例はわずか数例。
現在も治療法がなく、発症すると99.9%助からない恐ろしい病気、それが狂犬病です。

ユキ
日本では何十年も狂犬病は出てないんだ、すごいね!

ミカ
世界的に見ても狂犬病がゼロという国は稀なんです

■もし犬に噛まれたら■

すぐに傷口の洗浄と消毒をして、総合病院の外科へ行きましょう。
 ※外科の中でも皮膚科や整形外科など、症状や傷の状態で異なるため

早期の段階でワクチンを打って免疫をあげることで、万が一狂犬病ウイルスが侵入していても発症を防げます。

ユキ
狂犬病が発症するまえにワクチンを打てば助かるんだね

ミカ
そういうことです

■まとめ■

・狂犬病は全ての哺乳類に感染の可能性がある病気
・発症した動物に噛まれることで感染する
・大きく2つの主症状があり、いずれも最終的に死に至る
・日本では過去50年以上狂犬病の発症は無い
・犬に噛まれたら傷の大小を問わず、速やかに総合病院へ

ユキ
狂犬病って怖い病気だったんだね……

ミカ
国を挙げて狂犬病を防ぐために『狂犬病予防法』が作られたほどですから
予防接種の大切さ、わかっていただけましたか?

ユキ
うん、すぐ予防接種を受けさせるよ

ミカ
狂犬病の予防接種について詳しく説明している記事があるので、
併せて読んでみてくださいね