【必読!】バルサンやファブリーズは犬がいる家で使える?使えない?
あと霧状のファブリーズとかも
では名前が挙がったバルサンとファブリーズを例にご説明しますね
■バルサン(燻煙式殺虫剤)が犬に与える影響は?■
バルサンは害虫を駆除する薬剤なので、当然毒性があります。
中でもバルサンをはじめ、燻煙式殺虫剤に含まれる「フェノトリン」という成分は、
犬(小動物全般)や乳幼児が絶対に吸引してはいけない成分です!
皮膚の炎症・脱毛・痙攣などを引きおこし、最悪の場合死に至ります。
一つの事例として覚えておきましょう
★バルサン中の注意点★
犬に限らず、生き物は全て家の外に避難させます。
フェノトリンは太陽光によって分解される性質があるので、外にいれば安心です。
ごはん用の食器・ケージ・おもちゃなど、犬にかかわる物も全て外に出したほうが良いです。
家の外で面倒を見ることが困難な場合、動物病院やペットホテルの一時預かりを検討しましょう。
★バルサンが終わったら★
30分以上の換気をして、それから掃除機をしっかりとかけます。
先述の通りフェノトリンは太陽光によって分解されるため、
逆に太陽光が届かない・届きにくい場所は特に注意します。
さらに、床や壁などの犬が触れたり舐めたりする可能性がある場所は水拭きをしましょう。
犬に影響が出るほどの毒性が家の中に残っている場合、
まず先に入るであろう人間にめまい・嘔吐・動悸などの症状が現れます。
つまり、人間が平気で犬にだけ症状が現れることはありません。
とにかく念入りに行いましょう
■ファブリーズが犬に与える影響は?■
天然成分が多いファブリーズですが、一つだけ気になる成分があります。
Quat(クウォット)という特定除菌成分です。
副作用としての毒性は低いものの、アレルギー反応が出る可能性があります。
★マウス実験を行った結果★
危険性を確かめる実験として、マウスに大量のクウォットを飲ませたら死亡した例があります。
ただこれは極端な例で、人間でいうところの塩分の致死量摂取にあたります。
★使うか否か、判断は飼い主さん次第です★
基本的に日常生活で使用する程度なら大丈夫だと言われていますが、
最終判断は飼い主さん次第ということになります。
獣臭を消すために犬に直接ファブリーズを使用するのは絶対にやめましょう。
あくまで「日常生活で使用する程度」ということを忘れずに。
あとは子犬が舐めそうな場所へ使う場合に気をつければ大丈夫かと
■まとめ■
・バルサン中は家の外へ、動物病院やペットホテルの一時預かりも検討
・終わったら十分な換気と掃除をする
・ファブリーズに含まれる「クウォット」は、アレルギーを起こす可能性がある
・日常生活で使用する程度なら大丈夫と言われているが、最終判断は飼い主さん次第